座禅がファッション?

本来の仏教って、何? という話。

仏教が若い世代から見直され始めている。豊かな時代にあって日常生活から宗教色が薄れ、葬式や法事でしか僧侶を見なくなって久しいが、それだけに端正な仏像が新鮮に受け止められ、座禅が一種の“ファッション”となっているようだ。だが一方で、仏教に触れる中で、現代社会に疲れた心を癒やしている若者も増えているという。
若者に広まる仏教 ファッション化の一方で癒しも

「癒し」を求める先が「仏教」というのは、かなり間違っているとは思いますね。

歴史に名を残してきた僧侶たちの中で、「癒し」を求めた人が、一人でもいたのでしょうか。
コメントには「今の若者は食、美容、健康を追い求めるなかで、仏教の座禅や呼吸法、断食、精進料理などにまず注目し、次に思想の持つ癒やしへとゆるやかに移行している」とありますが、「思想としての癒し」なら、それは仏教でなくていい。他にあるはずです。


仏像の持つ癒し効果、ファッションとして受け入れる、これらは、何か仏教を誤解していると考えてしまうのは考え過ぎでしょうかね。
あまり原理的なことを言うとカルトっぽくなりますが、今の若者が「仏教を心の支えに必要なもの」と受けとめるようになっているのならば、それはそれでいいことだとは思います。

問題は、そこで語られる「仏教」は何であるか。