宗教本ラッシュ? 草思社、PHP、1万年堂出版、、、歎異抄の秘密

 東京書籍から出た五木寛之さんの『私訳歎異抄』(東京書籍)が10万部突破の大ヒットらしい。

 よくよく調べてみると、歎異抄に関する本は毎年何冊か出ているが、昨今は特にブームとなっているようだ。
 
 民事再生法を申請した、あの草思社も、斎藤孝さんのシリーズとして、昨年秋に『声に出して読みたい日本語音読テキスト3 歎異抄』を出している。
 まさか出版社がそんな経営状態とは知らずに、買ってしまったのだが(笑)


 愛読するPHP文庫からも、『歎異抄に学ぶ人生の知恵』という本が出ている。
 さらに、子育てのマンガシリーズを出している1万年堂出版からも、『歎異抄をひらく』という本が今度出るそうだ。


 歎異抄といえば、たしかに「悪人正機」で有名だ。
 しかし、各出版社がどうしてここまで?と思う。宗教本の中でも、突出している。

 それほどのドル箱とも思えないが、なぜここまで出版したがるのか?

 何か秘密がありそうだ。